いつもブログをお読み頂き有難うございます。
本日のブログでは、孫子の兵法をもとに採用に成功するために必要な考え方についてお伝えしたいと思います。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」というフレーズをお聞きになったことがある方は多いかと思いますが、このフレーズは『孫子・謀攻』に記されています。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し(敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかず、敵のことも味方のことも知らなければ必ず負ける)」とあります。
この言葉を採用に置き換えてみれば、
「彼を知り」⇒応募者の特性や考え方を知り、応募者が求めて情報を知り、応募者の心が動く情報を提供する
「己を知り」⇒経営ビジョン、自社の強み、仕事の魅力ややりがいなどを明確にし、言語化する
となるのではないでしょうか?
それでは、応募者はどのような情報を得たいのでしょうか?
1.会社情報で確認したい項目の第1位は、展開する事業・サービス概要
エンジャパン株式会社から発行された月刊「人事のミカタ」によれば、転職者が会社に関して研究(情報収集)する際に確認している情報は、
1.展開する事業・サービス概要 70%
2.会社の理念・ビジョン 53%
3.社風 51%
4.経営方針・事業方針 40%
5.従業員数・会社規模 25%
6.売上高 13%
7.経営者 13%
8.沿革 7%
9.その他 7%
となっており、応募者が会社を選ぶうえで、事業内容や会社の特長など経営者の考えや想いが重要であることの重要性がご理解頂けると思います。
貴社の求人票の状況はいかがでしょうか?
事業内容や会社の特長欄などに事業内容や経営理念や経営ビジョンなどがしっかりと記載されていますか?
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2.仕事情報で確認したい項目の第1位は仕事の詳細
次に転職者が仕事情報を収集する際に確認している情報は、
1.仕事の詳細 82%
2.仕事のやりがい 61%
3.キャリアステップ 38%
4.仕事の難しさ 31%
5.評価 26%
6.裁量 14%
7.先輩社員の成長度合い 13%
8その他 4%
となっています。
このことからも、「仕事の内容の詳細」や「やりがい」について分かりやすく、また、「将来の成長」や「キャリアプラン」がイメージできるような内容を記載することが非常に重要であることがお分かり頂けると思います。
更に文字だけで伝わらない部分は、写真や動画などを自社HPやブログなどを活用し、視覚に訴える工夫をすることにも是非取り組んで下さい。
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職種欄、仕事の内容欄などに仕事内容の詳細ややりがい、将来のキャリアアップ・成長がイメージできる内容が記載されていますか?!
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3.待遇・環境情報で確認したい第1位は給与・賞与
最後に待遇・環境情報で確認している項目は、
1.給与・賞与 81%
2.休日・休暇 63%
3.勤務地 56%
4.勤務時間 33%
5.福利厚生 31%
6.オフィス環境 9%
7.その他 1%
となっています。
給与・賞与などを含む福利厚生制度や研修制度の充実やオフィスの環境整備などに取り組み事は、採用や職場定着のために勿論重要です。
しかしながら、私の今までの2,000名以上の方への就職支援経験から、また実際に大企業から中小企業に転職した方からのヒアリングの結果から言えることは、転職を決断の決め手となったのは、給与や福利厚生制度よりも、経営ビジョンや仕事のやりがい、職場の人間関係、スキルアップの充実であったという方が圧倒的に多い現状があるので、必要以上に心配やあきらめ感を持つ必要はないと考えます。給与や福利厚生ばかりを重視する応募者は、貴社の求める人材でない可能性が高い可能性もあるので、自信を持って貴社の経営ビジョンや強み、仕事のやりがいを明確にし伝えていくことに専念する方が大切だと私は考えます。
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4.まとめ
最後までブログをお読み頂き有難うございました。
本日のブログでお伝えしたいことは、応募者の知りたい情報を知り、それを求人票や会社説明会・面接時に伝えられるよう題材を集め、言語化することの重要性です。(敵を知らなければ良くても1勝1敗、敵も己も知らなければ....です。)
これらのことが出来れば、ハローワークの求人票における「自由に使える929文字」の有効活用や写真の活用が進み、採用経費を削減し応募者が3倍になる求人票が作成できるようになります。
採用成功のために基本を大切にし、是非実践してみて下さい。
*現状は、自由に活用できる929文字の活用は全国平均で約33%、写真の活用率は10%以下であり、早急の改善が必要です。
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